和食 魚佐次
1000円 ~3000円
徒歩JR鎌倉駅から40分JR逗子駅から40分駅からバスでお越しの場合JR鎌倉駅:[鎌40]逗子・葉山駅行→小坪下車(約15分)JR逗子駅:[鎌40]鎌倉駅東口行→小坪下車(約15分)
神奈川県逗子市小坪4-2-7
クーポンなし
店舗の方へクーポン掲載はこちら【逗子グルメレポ】和食魚佐次-魚屋のDNAが注がれるアジフライと、ばらちらしの百色眼鏡
12月上旬の日曜日、ランチで混みあうお昼時から少し時間をずらして、14時過ぎに小坪郵便局の隣に暖簾を掲げる「和食 魚佐次」に伺いました。

画像出典:湘南人
目次
2つの"魚佐次"
"魚佐次"と聞くと、逗子通の方なら、逗子駅前でいつも賑わっている老舗魚屋さんを思い浮かべるかもしれません。

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「ナガツカサジロウさんという人がもともと鎌倉で"魚佐次"という魚屋をやっていたと聞いています」と話すのは、和食 魚佐次の板場を任されている亮次郎さんです。「祖父がその魚屋に修行に行っていて、そこの娘と一緒なり、父が生まれました」
亮次郎さんのお爺さまは、長男ではなかったお父さまに魚屋を残せない代わりにと、和食屋をやるよう言いつけられたそうです。
こうして逗子市小坪の地にもう1つの"魚佐次"が誕生したのは、1981年のことでした。

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受け継がれる魚屋のDNA
亮次郎さんのお母さまやお姉さまが板場を預かっていた時代や、箱根の人気旅館である龍宮殿でシェフを務めた叔父さまが花板をされていた時代もありました。
かつては天ぷらや釜飯、うどんがメニューに並んでいた時期もあったと言いますが、時を経て、今ではアジフライの名店の1つとして数えられています。逗子マリーナをめざし遥々とやってくるツーリング客の、2つめの目的地としても知られています。

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アジフライの他にも、カマスフライ、エビフライ、イカフライと数種類のフライメニューがありますが、これからの季節、アジフライと同じくらい人気が沸騰するのはカキフライです。
魚屋のDNAを受け継ぐお店として、焼き魚やお刺身も取り揃えられているほか、メンチカツ、カレーコロッケ、とんかつと海鮮以外の揚げ物メニューも充実しています。
「平日はご近所さん、土日は観光客が多い印象ですね」と亮次郎さん。「観光客はアジフライを注文する方が多く、常連さんにはメンチカツがよく出ます」

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この日筆者は、知人と一緒に、看板メニューのアジフライと、数量限定の海鮮ばらちらし丼を目当てに訪問していました。
肉厚アジフライの歯ざわり

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筆者が注文したアジフライ定食(1,050円 税込)が運ばれてきました。

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筆者は魚佐次の、肉厚のアジを包む、少し無骨さを感じさせるザクッとした衣の歯ざわりが好きです。

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「その歯ざわりの秘訣は、創業以来使い続けている熱伝導のいい銅鍋で高温で揚げること」
亮次郎さんが教えてくれました。
魚屋時代に継承された魚のさばき方や調理法が、魚佐次の板場には今も残っていると言います。
魚佐次のこだわり
透明感があり甘みを感じるご飯は新潟産コシヒカリ。毎週精米したてのものが届けられるそうです。
それを火力の強いガス窯で一気に炊き上げています。

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「もし自分にこだわりというのがあるとしたら」と亮次郎さんはしばらく考えてから、続けます。
「それはお客さんに安心して食べてもらうこと。なるべく自分たちで作ったものしか出さないようにしている」
「刺身は分厚くないとだめだ」と言っていたお爺さまの言葉を亮次郎さんは覚えています。「だから刺身は必ず分厚く切るようにしている。お客さんに喜んでもらいたいというのもあるし、常連さんに薄くなったと言われるのが癪なんで」

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使う魚や野菜などの仕入れ先は、横浜南部市場の昔なじみの卸さんだそうです。
和を醸す瓦屋根と竹籠の照明
店内にはテーブル席が3つとカウンターがあります。

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至るところに貼ってある手書きのメニュー。
手書きの多さは定番メニューの他に、いかに旬のメニューが多いかを物語っています。

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カウンターの頭上にかぶさる瓦屋根。

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竹籠の照明に、浮世絵。
「和食」と店名に冠しているだけあって、和の落ち着いた雰囲気を醸しています。

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奥にはゆったり寛げるお座敷があります。
この日は近所の常連さんらしきご年配の団体様が宴会中でした。

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「百色眼鏡」な海鮮ばらちらし丼
魚佐次初訪問となる知人が注文したのは、筆者が推した海鮮ばらちらし丼(1,450円 税込)でした。
海鮮ばらちらし丼は刺身を切り出した後の柵の"はじ"の部分から作られています。そのため10~20食ほどの数量限定で、普段は早めの時間帯に訪問しないと売り切れてしまう一品です。

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筆者は自分が海鮮ばらちらし丼にありつけた背後で、「ばらちらしをください」「ごめんなさい、売り切れです」という他のお客さんとスタッフとのやり取りを何回も耳にしています。
このメニューこそ、魚佐次の隠れた裏名物なのではとひそかに思っています。

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「マグロは絶対に入ります。白身魚は仕入れによるからどの魚を使うかはその時々」と亮次郎さん。「よく使うのはヒラメ、カンパチ、ブリ。多くて5種類の魚と卵焼き、それからイクラ」

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筆者はこの丼を見下ろすとき、月並みの表現ながら「百色眼鏡みたいだな」と毎回陶酔します。

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出汁の風味が香る味噌汁
シンプルながら鰹節と煮干しから取った出汁の風味をしっかり味わえる味噌汁からは、魚佐次の丁寧な仕事ぶりを窺えます。
実は筆者が時々たまらなく恋しくなるのはこのお味噌汁だったりします。
平日は定食のご飯に加えお味噌汁もお代わりが何回でも無料となっています。

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小坪の地元感も味わい
店内の冷蔵庫や店先でお惣菜や野菜が売られているのは、スーパーのない小坪に住むご近所さんのためです。
一度お惣菜の小売りを始めてみたところ、「あれはないの? これはないの?」と催促が殺到してだんだん増えていっているそうです。特に漬物が人気とのことですが、こういう地元感を味わえる点も観光客にとっては魅力かもしれません。

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定食メニューを堪能した帰り際、冷蔵庫を覗いてみることをおすすめします。

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